トランプ米政権は4日、ホワイトハウスにAI開発企業を招き、AIモデルの自主的な安全性審査実施について新たな枠組みを協議する方針だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

非公開情報を理由に関係者が匿名で語ったところでは、OpenAIとアンソロピック、アルファベット傘下のグーグルなどが参加を予定する。

AIサイバーセキュリティーに関する6月の大統領令は、一般公開前に政府の安全性審査のためにモデルを任意提供するオプトイン方式の採用、極めて重要なコンピューターシステムを補強する取り組みの強化が盛り込まれた。最近策定された枠組みは、この大統領令に基づくものだ。

枠組みは公表されておらず、基準の一部が引き続き機密扱いになる見通しが大統領令で示唆された。基本ソフト(OS)やウェブブラウザーの脆弱(ぜいじゃく)性の特定で高度な性能を持つ「ミュトス(Mythos)」について、アンソロピックが潜在的危険性を警告し、リリースを厳格に制限したことで、今年4月以降に取り組みが加速した。

ホワイトハウスの報道官と、OpenAIなど3社の広報担当者はコメントを控えた。4日の会合の予定は、テクノロジーニュースサイトのジ・インフォメーションが先に伝えていた。

OpenAIとアンソロピックのAIモデルが安全なテスト環境を脱出し、外部組織に不正侵入したことが過去数週間で明らかになり、対応の緊急性が増した。

一方、新たな枠組みを通じて、自主的なプログラムとして当初示されたAI安全性審査のアプローチが、より一貫したものとなることを両社は期待している。

トランプ氏が6月に大統領令に署名し、審査におおむね干渉しない姿勢を示してから数週間後、米商務省はアンソロピックに対し、最も高性能な二つのモデル、「Mythos 5」と「Fable 5(フェイブル5)」への外国人のアクセス停止を求めた。同社はFable 5と、限定的に共有されていたMythos 5へのアクセスを一時停止し、政権の懸念に対処するため変更を加えた。

AIモデル審査への場当たり的アプローチを巡る業界の不満に対応し、ベッセント財務長官は、安全審査で企業に大きな発言権を与える独立した規制機関創設を先に提案した。その概要は、グーグル・ディープマインドの共同創業者、デミス・ハサビス最高経営責任者(CEO)の提案とも一致する。同氏は政策担当者と会談するため、先月ワシントンを訪れた。

原題:OpenAI, Anthropic, Google to Join White House AI Safety Meeting(抜粋)

(独立した規制機関創設の提案に関する情報を追加して更新します)

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