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米アップルは薄型スマートフォン「iPhone Air」の魅力向上を目指し、2027年春に第2世代モデルを投入する準備を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

関係者によると、新モデルは開発コード名「V62」で、現在の試作機の背面には二つ目のカメラが追加されており、超広角撮影用だ。現在、アップル社内で高度な試験段階に入っているという。関係者は製品がまだ発表されていないとして、匿名を条件に語った。

新モデルは現行デザインを維持する一方、電池持続時間の改善にも取り組んでいる。Airのコンパクトな筐体(きょうたい)では大型バッテリーの搭載が難しい可能性があり、改善がバッテリー容量の増加によるものか、効率向上によるものかは不明だ。

2025年9月に発売されたAirは、2100億ドル(約34兆円)規模のiPhone事業を新たなデザインで拡大する取り組みの一環として投入された。ブルームバーグ・ニュースが報じたところによると、アップルは今年後半に初の折り畳み式スマートフォンを投入する計画で、27年には本体の縁を回り込む曲面ディスプレーを採用したiPhone発売20周年記念モデルも開発している。

Airの次期モデルを27年春に発売すれば、第1世代と第2世代の投入間隔は約1年半となる。ただ、製品計画や仕様は今後変更される可能性がある。アップルの広報担当者はコメントを控えた。

Photographer: Eric Thayer/Bloomberg

こうした変更の一環として、アップルは製品投入スケジュールも見直している。通常は毎年9月にiPhoneの主要モデルを一斉に発表しているが、今秋に投入する製品群は高価格帯モデルに限定される。対象は「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」、そして新たな折り畳み式モデルだ。

その約半年後、アップルは標準モデルの「iPhone 18」と刷新版Airを投入する計画だ。27年秋には20周年記念iPhoneの2モデルと、第2世代の折り畳みモデルも発売される予定だと、今週前半にブルームバーグ・ニュースが報じた。

刷新版Airには、今秋投入するiPhoneにも搭載されるチップ「A20 Pro」の派生版が採用される。

アップルはカメラシステムと電池持続時間を、Air改良の最大の余地と位置付けている。関係者によると、現行の単眼カメラの限られた性能が利用者から最も多く寄せられている不満だという。

現行の999ドルのモデルはスマートフォン業界でも最薄クラスのデザインを採用しているが、その薄さには代償も伴う。アップルのProモデルに搭載されている技術を収めることが難しくなっているためだ。

それでもAirはアップルの製品ラインアップで重要な役割を担っている。すべての利用者がProモデルの機能や性能を必要としているわけではない一方で、携帯性に優れ、目を引くデザインの製品を求める消費者もいる。ジョン・ターナス次期最高経営責任者(CEO)は、Airが同社製品の差別化に役立っていると述べている。

iPhone 17とiPhone Airの発売日のアップルストア

原題:Apple Prepares Second-Generation iPhone Air for Spring 2027(抜粋)

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