「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングは、去年9月から11月までのグループの決算で中国でのユニクロ事業がゼロコロナ政策の影響を受け、大幅な減益になったと発表しました。

ファーストリテイリングが発表した去年9月から11月までのグループの決算によりますと、売上高に当たる売上収益は7163億円、最終利益が前の年の同じ時期と比べて9%減り、850億円となりました。

中国でのユニクロ事業がゼロコロナ政策による行動規制の影響を受けたことで、大幅な減益になったといいます。

一方で、記者会見に出席したファーストリテイリングの岡崎取締役は先月、中国の行動規制が緩和されたことにより「今月に入ってからは足元で売上が急回復している」と述べました。

また、他の地域については計画を上回る好調な販売としていて、今年8月までの1年間の業績予想については売上収益を2兆6500億円、最終利益は2300億円とこれまでの見通しを据え置きました。

きのう、ファーストリテイリングは今年3月から本社や店舗などで働く正社員などおよそ8400人の年収を、数%からおよそ40%引き上げると発表しています。