(ブルームバーグ):任天堂株は10日、一時前日比8.2%安の7103円と1カ月ぶりの日中下落率となった。新作ゲームの発表内容が、家庭用ゲーム機「スイッチ2」の販売を押し上げるには物足りないとの見方が広がった。
同社は9日、ゲームの最新情報を公開する「ニンテンドーダイレクト」の動画配信で、今後発売するスイッチ向けタイトルを発表した。配信の終盤では、1998年発売の人気作「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のリメイク版を公開したが、発売時期は示さなかった。一方、「マリオ」など主力シリーズの完全新作は発表されなかった。
任天堂株は年初来で約30%下落しており、ソフト販売の伸び悩みや部品コスト上昇への懸念が重しとなっている。
市場では、スイッチ2の販売をけん引する大型タイトル投入への期待が高まっていた。アシンメトリック・アドバイザーズのストラテジスト、アミール・アンバーザデ氏は、公開されたラインアップについて「ニンテンドー64時代の焼き直しばかりで、新作ゲームとしては非常に期待外れの内容」と指摘。その上で、新型機は「キラータイトルを欠いているように見える」と述べた。
同社は前年度並みの台数のスイッチ2を販売する準備を進めているとブルームバーグ・ニュースは報じているが、成否は新しいマリオ作品のような大型ヒット作を投入できるかにかかっている。
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