(ブルームバーグ):ギニアは、ボーキサイト輸出の規制策を来月発表する予定だ。同国はアルミニウムの原料となるボーキサイトの世界最大生産国。輸出量を管理し、価格を支える狙いだ。
ボーキサイト世界生産量の3分の1超を占めるギニアからの出荷量は2025年に前年比約25%増の1億8300万トンとなり、今年1-3月には伸びがさらに加速した。シラ鉱山・地質相によると、この供給増が市況悪化につながり、価格は昨年初めのピークからほぼ半値に下落した。
シラ氏はブルームバーグ・ニュースとのインタビューで「供給は需要を上回ってはならない」と述べ、「価格を妥当な水準に戻すため、輸出量を規制したい」と語った。
ボーキサイトはアルミナの原料で、アルミナはさらに加工されてアルミニウムとなる。ギニア産ボーキサイトの大半は中国に出荷されている。
シラ氏によると、政府は数カ月前に示唆していた新政策を6月に最終決定する見通し。同氏は、鉱業投資家にとっても「価格上昇は利益になる」と述べた。
ギニアの取り組みは、コンゴ民主共和国とジンバブエがそれぞれコバルトとリチウムの輸出制限に動いたのに続くものだ。いずれも圧倒的なシェアを誇る中国のバッテリー産業が主な出荷先となっている。これらの国々と同様に、ギニアも自国の天然資源をより有効活用しようと、国内加工施設への投資拡大を目指している。
ギニアは鉱山会社に対し、アルミナを生産できる精製所の建設を促している。国内には現在、精製所が一つあり、これに加えて三つの施設が計画段階または建設中にある。
中国の国家電力投資集団と中国アルミニウムに加え、シンガポール登記のウィニング・インターナショナル・グループが主導する企業連合が、これらの精製所を開発しており、各社のギニア国内事業で産出されるボーキサイトの一部を処理することになる。
シラ氏によると、政府は新たな精製所を合計五つ設け、合わせて年720万トンのアルミナ生産能力を確保したい考えだ。この規模でも、昨年ギニアで採掘されたボーキサイトの15%未満しか吸収できない。
さらに、アルミ製錬所への投資家も募る方針だと同氏は述べ、「われわれにとって、アルミナ精製からアルミニウム製錬への移行は必然だ」と語った。
原題:Top Bauxite Producer Guinea to Unveil Export Controls in June(抜粋)
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