(ブルームバーグ):6日の米株式市場で米最大の住宅ローン会社ユナイテッド・ホールセール・モーゲージ(UWM)が一時49%安と、上場来最大の下落率を記録した。同社は4億5200万ドル(約716億円)の純損失を計上し、初の配当停止を発表した。
同社はまた、オークツリー・キャピタル・マネジメントとSFSグループ・キャピタルから20億5000万ドルの資本出資を受けることも明らかにした。SFSグループは、ユナイテッド・ホールセールの最高経営責任者(CEO)であるマット・イシュビア氏とその一族が所有する新たな投資会社。
イシュビア氏は発表文で、「UWMをより強固で流動性の高い企業とし、今後何年にもわたって競争力を維持できるよう、断固たる措置を講じる」と表明。「これは単なる資本増強ではない。当社の事業や住宅ローンサービシング(管理・回収)権(MSR)、住宅ローン業界への理解を持ち、UWMが掲げる長期的なビジョンを共有する戦略的パートナーを迎えることが目的だ」と説明した。
ユナイテッド・ホールセール・モーゲージは新型コロナウイルス禍で急成長した。都市封鎖(ロックダウン)と低金利を背景に住宅市場が活況を呈したことが追い風となった。しかし近年は、住宅市場が大幅に減速し、新規住宅ローンの需要も落ち込む中、同社は厳しい事業環境に直面している。
同社は今年、住宅ローンサービシング会社のツー・ハーバーズ買収を数カ月にわたって試みたが、実現しなかった。買収が実現すれば、UWMの収益源を大幅に多様化できる見込みだった。ツー・ハーバーズの経営陣が買収提案に含まれる株式対価の価値に疑問を呈したことが背景にある。
UWMは2021年に特別買収目的会社(SPAC)を通じて上場して以降、今年に入り株価が上場来安値まで下げた後も、1株当たり10セントの四半期配当を維持してきた。配当の大半はイシュビア一族に支払われた。ブルームバーグの集計によると、一族は持ち株会社を通じて、2026年1-3月(第1四半期)までに計62億ドル超の配当を受け取った。
UWM株は年初来では76%下落している。イシュビア氏は米プロバスケットボールNBAのフェニックス・サンズの筆頭オーナーでもある。
原題:Top US Mortgage Lender Plunges Most Ever After Pausing Dividend(抜粋)
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