去年1月から11月の農林水産物や食品の輸出額は、急速な円安などが追い風になって過去最高だったおととしの年間輸出額をすでに上回り、1兆2433億円となりました。

農林水産省によりますと、去年1月から11月の農林水産物や食品の輸出額は前の年と比べて15.4%増え、1兆2433億円になりました。1兆円超えは2年連続で、過去最高となったおととしの年間輸出額をすでに上回った形です。

新型コロナの感染拡大が落ち着いた欧米などで外食需要が回復したことなどに加え、急速に進んだ円安が輸出の追い風になりました。

品目別で輸出額が最も大きかったのはホタテ貝で848億円でした。

そのほか▼ウィスキーが524億円▼日本酒が434億円▼ぶりが318億円などとなっています。

政府は農林水産物・食品の輸出額について2025年までに2兆円の達成を目指しています。