(ブルームバーグ):中国南部の工業地帯で石炭在庫が急速に減少している。中東戦争によるガス輸入の混乱を受け、国内の化石燃料供給に対する需要が高まっていることを示している。
中国煤炭運銷協会(CCTD)によると、主要製造拠点である広東省の石炭在庫は、約12.6日分にまで減少し、政府が求める15日分の基準を下回っている。
同協会は1日の記者説明で、ガス火力発電や再生可能エネルギーの出力抑制に加え、例年より早い猛暑の到来が予想されていることが石炭需要を押し上げていると指摘した。
買い手は主に国内産の低発熱量炭に注目しており、地元の発電所は複数の入札を実施しているという。
米国とイスラエルによる対イラン戦争が1カ月余り続く中、エネルギー生産や貿易に混乱が生じており、アジアや欧州の各国は入手しやすい石炭への回帰を余儀なくされている。
アジアの石炭指標価格は今週、1年5カ月ぶりの高値を付けた。
原題:China’s Industrial Hub Sees Coal Demand Rise as Gas Use Shrinks(抜粋)
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