日本銀行は間もなく、追加の利上げを決定します。加速する物価高に歯止めをかけるため、政策金利をおよそ31年ぶりの水準となる1%程度へ引き上げる見通しです。中継です。

景気への配慮から利上げには慎重だった日銀ですが、急速に進む物価高を前に重い腰を上げざるを得なくなりました。中東情勢の悪化で原油価格が高騰する中、4月の会合では「直ちに利上げする緊急度はない」として様子見を決定。

しかし、この2か月近くの間に物価上昇の動きは鮮明になり、すでに今年の食品の値上げは2万品目に達する見通しです。こうした現実を前に、日銀内でも「放っておけば想定以上に物価が上がるおそれがある」との警戒感が広がりました。

そのため今回の会合では、現在0.75%程度としている政策金利を1%程度に引き上げる見通しで、31年ぶりの高い水準となります。ただ、円相場は現在も1ドル=160円台。「1回の利上げだけでは、物価高や円安は止められない」との見方もでていて、焦点は会見での日銀の発信に移っています。

物価の安定のため今後も利上げを続ける姿勢を明確に示せるのか、“物価の番人”日銀の本気度が問われます。