米富豪のケン・グリフィン氏とスティーブン・ロス氏は、南フロリダの子どもたちがマイアミで開催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)の試合を観戦できるよう、1200枚分のチケット購入費用を寄付した。

電子メールで配布された声明によると、寄付は両氏が深く関与する団体フロリダ・カウンシル・オブ・100を通じて行われ、地域のボーイズ&ガールズクラブに配分される。

フロリダ・カウンシル・オブ・100は、企業主導の公共政策を通じて州民の生活向上を目指していると同団体ウェブサイトで説明している。新型コロナウイルス禍の期間中にフロリダ州へ移住したグリフィン氏とロス氏は、より多くの経営幹部や投資家、起業家を同州に呼び込むための1000万ドル(約16億円)規模のキャンペーンにも資金を拠出している。

マイアミでの最初の試合は15日午後のウルグアイ対サウジアラビア戦。最初の2試合の最安チケット価格は約400ドルで、6月27日に行われるコロンビア対ポルトガル戦の入場券価格は3200ドルに高騰している。

米フロリダ州マイアミにあるW杯会場(2026年5月19日)

ヘッジファンド大手シタデルの創業者兼最高経営責任者(CEO)のグリフィン氏は、長年のサッカーファンとして知られ、米男子代表チーム監督マウリシオ・ポチェッティーノ氏の給与支払いを支援した関係者の1人でもある。一方、不動産開発会社リレーテッド・ロスのCEO兼会長を務めるロス氏は、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)マイアミ・ドルフィンズの筆頭オーナーで、W杯7試合が開催されるハードロック・スタジアムも同チームの資産に含まれる。

6月11日に開幕した今大会は、国際サッカー連盟(FIFA)が設定した高額なチケット価格に批判の声が上がっており、熱心なファンの多くが締め出されかねないとの懸念も出ている。それでもスタジアムはおおむね満員となっており、米国、メキシコ、カナダの3カ国で48チームが戦う史上最大規模のW杯への熱気は高まっている。

原題:Griffin, Ross Donate 1,200 World Cup Tickets to Florida Kids(抜粋)

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