日本銀行が15日からの金融政策決定会合で政策金利を引き上げ、政府・日銀が円買い介入に踏み切ったとしても、投資家は円相場に対する弱気ポジションを維持するとの見通しを米銀JPモルガンが示した。

2日時点の米商品先物取引委員会(CFTC)データで、正味の円ショート(売り持ち)は約2年ぶりの高水準に達している。

JPモルガンの棚瀬順哉氏と斉藤郁恵氏は12日のリポートで、円相場が4月30日に記録した1ドル=160円72銭を超える円安となり、2024年7月の安値である161円95銭を試す展開になれば、政府・日銀による円買い為替介入が再び実施される公算が大きいと指摘した。

JPモルガンは、仮に円買い介入が実施されたとしても、大幅な円高進行の可能性は低いとみており、今回の状況は2024年7月当時とは異なると説明した。

日銀会合での利上げや、為替市場への支援策実施の可能性は、現時点で市場にかなり織り込まれている。一方、2年前はこれらの措置はいずれも市場にとってサプライズだった。

また、多くの投資家は介入による円高を円売りの好機と捉えている。今年4月から5月にかけての介入局面では、円ショートが一時的に縮小したものの、その後急速に積み上がり、介入前の水準へ戻ったことがその証左だという。

原題:JPMorgan Sees Short Yen Bets Persist Despite Likely Intervention(抜粋)

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