ロシア産原油の輸入に動く韓国、一方で日本は…

ロシアからの原油輸入に動くのは韓国だ。与党議員が取材に応じた。

エネルギー問題を担当 ミン・ビョンドク議員
「ロシアと非常に密接な関係にある重鎮議員(駐韓)がロシア大使に会い、具体的に要請しているような状況。出来るだけ早く実現させることが政府の至上命題です」

交渉のため、ロシアに特使を派遣することも検討しているという。

だが、ロシア産の輸入を再開した場合、国際的な摩擦は生じないのだろうか。

エネルギー問題を担当 ミン・ビョンドク議員
「外交上リスクが当然ある。ウクライナとの関係も重要だが、韓国の国民と産業がもっと重要」

ロシアからの原油購入に動く国が相次ぐ中、日本は…

エネルギー問題に詳しい専門家はこう指摘する。

ポスト石油戦略研究所 大場紀章 代表
「政治的な配慮、G7の中でもロシア産の原油を買わないと宣言をしている。国際世論上、日本がロシア産の原油を買うと問題になるか、ならないかという政治判断になります」

2022年5月、日本を含むG7は、ロシア産原油の輸入禁止の方針を表明した。

ポスト石油戦略研究所 大場紀章 代表
「韓国はG7ではないので、より独立して交渉がしやすい立場。G7の日本は(ロシアから買わないと)言った手前、買いづらい国という違いがある」

日本は、ホルムズ海峡を経由しない代替ルートからの調達を拡大する動きも進めているが、これまでの4分の1程度にしかならない。

これに加えて、中東以外から調達できたとしても、数か月以内に確保できる量は半分程度だという。

ポスト石油戦略研究所 大場紀章 代表
「日本にもし調達できそうなところ、候補を全部足しても、見通せる未来だと半分くらいはなんとかなるのですけれども、残りの半分は備蓄と節約で乗り切るしかない。石油供給が止まった量という観点では、史上最大と言っていいと思う」