三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は24日、傘下のネット証券である三菱UFJeスマート証券と資産運用サービスを手掛けるウェルスナビが2027年度に合併すると発表した。新会社は、グループ横断で進める個人向け総合金融サービス「エムット」において、資産形成サービスの中核的な役割を担う。

銀行の個人向けサービスでは、3メガ銀行グループがデジタル技術や他社との提携を通じて新たなサービスを相次いで打ち出している。金利のある世界が到来し、個人顧客からの預金集めが重要性を増す中、MUFGは銀行・証券・運用を一体化したデジタルサービスの構築により、特に若年層を中心とした顧客接点の強化につなげる。

MUFGの発表によると、経営統合に先立ち、両社を束ねる中間持ち株会社を26年4-6月期をめどに設立し、合併に向けた作業を進める。新会社の名称などはこれから詰める。MUFGはこれとは別に新しいデジタル銀行の開業も準備している。

同日都内で記者会見した三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取は「来年度の開業に向けて準備中のデジタルバンクと対となり、銀行と資産形成の一体的な顧客体験を提供する」と述べた。

計画では、顧客はデジタル銀行のスマートフォン向けアプリで銀行と証券の口座を同時に申し込むことができ、人工知能(AI)を活用した資産形成アドバイスを受けられる。アプリを起点に銀行と証券の垣根を感じさせない操作性を目指す。

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.