(ブルームバーグ):20日の欧州債券市場は、英10年債の利回りが2008年以来初めて5%に達し、ドイツ債利回りも11年以来の高水準となった。イランを巡る中東地域の戦争長期化が、インフレ懸念を加速させるとの見方が広がり、トレーダーが積極的な利上げへの期待を高めた。
イタリア債はユーロ圏の他国債に比べ出遅れた。投資家がキャリートレードから撤退し、エネルギーコストの上昇に直面する家計や企業を支援するため、政府がさらなる支出を行うとの見通しを織り込んだためだ。
スワップ市場は、欧州中央銀行(ECB)が6月までに43ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)、年末までに80bpの利上げを行うとみている。見通しは19日時点から拡大した。
短期金融市場では、イングランド銀行(BOE)による今年の利上げ幅を90bpと見込んでいる。19日の75bp、先週の25bpから拡大した。
欧州株は急落した。債券利回りの上昇を受け、多くの地域で調整局面に入った。
ストックス欧州600種指数は1.8%安で取引を終え、週ベースでは約1年ぶりとなる3週連続の下落となった。フランスのCAC40指数、スウェーデンのOMX30指数は調整局面に入った。両指数とも2月の高値から10%以上下落している。
金利に敏感で、債券の代替指標と見なされる公益事業、不動産セクターが下落をけん引した。
3月20日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:Bond Selloff Seals Tumultous Week: End-of-Day Curves, Spreads、European Stocks See Third Weekly Loss as Bond Yields Surge(抜粋)
--取材協力:Rose Henderson.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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