(ブルームバーグ):トランプ米大統領はシティグループが合併・買収(M&A)ランキングで首位に立ったとして、ジェーン・フレイザー最高経営責任者(CEO)に賛辞を送った。銀行のM&Aリーグテーブル(ランキング)は、投資銀行業界で注目されている。しかしトランプ氏がこれに関心を持っていたことは、これまで知られていない。シティがトップに立ったとされるランキングの存在も、確認されていない。
米株式市場では、トランプ氏のSNS投稿を受けてシティ株が一時的に上昇した後、再びマイナス圏で推移している。
トランプ氏は「なんと!CITIが第1四半期のM&Aアドバイザリー市場で、金額ベースの首位にランクされた」と投稿した。「ジェーン・Fと素晴らしいスタッフ全員に祝意を表したい。彼らは本当に懸命に働いてきた!CITIの大復活だ!!!」と続けた。
ゴールドマン・サックス・グループには驚きだったろう。同社経営陣はこれまで、M&A助言業務ランキングにおける断トツのリードを誇示しており、そのランキングはブルームバーグが集計したデータと整合する。
ゴールドマンのジョン・ウォルドロン社長は5月、「当行の立場について、われわれは非常に良い感触を得ている。現時点で当行は、リーグテーブルで他行を約3000億ドル引き離しており、この時点としては過去最大のリードだ」と述べた。「この発言が悪い運を呼び込まなければよいが」と続けた。
第1四半期のランキングでは、シティは首位に遠く及ばず、従来よりさらに順位を下げて7位となっている。一方、ディーロジックがまとめた今年のランキングでは、シティは5位に位置している。
シティはフレイザーCEOが経営再建計画を本格化させて以降、復活への道をたどっており、株価は過去3年間で200%超上昇した。同行は投資銀行業務を強化するため、JPモルガン・チェースから著名バンカーを引き抜いた。
この復活劇を率いるフレイザー氏でさえ、これほど早い段階でM&Aランキングの首位に立つとなれば、うれしいサプライズだろう。
原題:Trump Lavishes Praise on Citi for M&A Ranking It Doesn’t Have(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.