ドル円レート

2月の動き(↗) 月初155円台前半でスタートし、月末は155円台後半に。

月初、前月末の高市首相による演説内容(いわゆる「円安ホクホク発言」)が市場で円安容認と見なされた余韻が残る中、米経済指標の改善やベッセント米財務長官による「強いドル政策を支持する」との表明がドル高に繋がり、5日に一時157円台に上昇。

しかし、8日の衆院選後は財政拡張観測が一服したほか、中国の米国債保有抑制報道や米経済指標の悪化を受けて円高に傾き、13日には152円台後半に下落した。

一方、その後は予想を上回る米経済指標の発表やタカ派的なFOMC議事要旨、日本のCPI鈍化を受けてドルが持ち直し、20日に155円台前半を回復した。

月の終盤には、日銀審議委員人事でリフレ派と目される2名が指名されたことで円安に振れ、26日に156円台を回復。月末は155円台後半で終了した。

ユーロドルレート

2月の動き(↘) 月初1.18ドル台半ばでスタートし、月末は1.18ドル台前半に。

月初1.18ドル付近で推移した後、中国の米国債保有抑制報道や米経済指標悪化を受けてドルが売られ、11日には1.19ドルへ上昇。

その後は米雇用統計の堅調な結果やタカ派的なFOMC議事要旨を受けてドル高圧力が強まり、19日には1.17ドル高半ばへ下落した。

一方、翌20日には米最高裁によるトランプ関税の違憲判決を受けてドルが売られ、ユーロドルはやや持ち直した。

月終盤は動意を欠いたものの、フランスCPIの予想比上振れなどを受けてユーロ買いが入り、1.18ドル台前半で終了した。

(※情報提供、記事執筆:ニッセイ基礎研究所 経済研究部 主席エコノミスト 上野 剛志)