(ブルームバーグ):トランプ米大統領は、ABC系列局を保有する放送大手ネクスター・メディア・グループによる放送局テグナの買収計画について支持する方針を表明した。これまでの反対姿勢から一転し、この買収が市場の競争を促すと主張している。
トランプ氏は7日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「ネクスターとテグナのような良質な案件は、『フェイクニュース』の打破につながる。競争がより高度化し、質が高まるためだ」と投稿。「反対派はこのディールが自らにもたらす恩恵を十分には理解していないが、いずれ気づくことになるだろう」と記した。
今回の買収実現には、地方テレビ局オーナーによる全米シェアを39%以下に抑えることを求める米連邦通信委員会(FCC)の規制撤廃が不可欠となる。昨年8月に35億ドル(現在のレートで約5500億円)規模の買収計画を発表した際にネクスターは、統合後のシェアが8割に達するとの見通しを示していた。
トランプ氏は11月のSNS投稿では、この買収が「急進左派ネットワークの『拡大』を許すことになる。容認できない」と指摘していた。
トランプ氏の支持表明を受け、FCCのカー委員長も即座に賛同の意を表明した。
一方、市民団体や労働組合、ニュースマックスなどのケーブルテレビ各社は、業界再編の前例になるとして規制緩和に反対している。
10日には、テレビ局の所有規制緩和に関する上院公聴会が開かれ、ネクスターとテグナの案件が議論される予定だ。
原題:Trump Backs Television Broadcaster Nexstar’s Bid for Tegna (3)(抜粋)
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