中国では近年、婚姻件数が急減している。

また、離婚の増加にともなって、再婚も増加している。

2024年の婚姻者に占める再婚者の割合は25.0%と、過去40年間で最も高い水準となった。

婚姻件数全体が減少する中で、再婚が婚姻件数の急激な落ち込みを一定程度下支えしている。

婚姻減少をどうとらえるべきか―結婚しなくなったのか、それとも結婚の形が変わったのか

中国では近年、出生数と婚姻件数の減少が同時進行しており、2025年も出生数の減少が続いた。

婚姻件数もこの10年間ほどで急減しており、「若者が婚姻しなくなった」、「家族制度が弱体化している」といった見方が広がっている。

確かに婚姻件数の“総量”は減少している。

しかしその一方で、離婚の増加とそれに伴う再婚の増加という、もう一つの大きな流れが同時に進んでいる点は、これまであまり注目されてこなかった。

婚姻件数の減少の背後で、婚姻の構造そのものが変化している可能性に着目し、再婚の増加が婚姻件数全体にどのような影響を与えているのかを確認する。