米ブラックロックのプライベートクレジットファンドの一つは、純資産価値を19%引き下げる見通しだ。一連の不良債権の影響で運用成績が悪化したことが背景にある。プライベートクレジット市場への圧力が強まっている新たな兆候といえる。

規制当局への届け出によると、上場するミドルマーケット向け融資ファンド、ブラックロックTCPキャピタルは、2025年10-12月(第4四半期)における1株当たり純資産価値を7.05-7.09ドルに引き下げる見通し。9月30日時点では8.71ドルだった。

同ファンドは、アマゾン・ドット・コムへの出品者を買収・運営するECアグリゲーターや、経営不振に陥っていた住宅改修会社レノボ・ホーム・パートナーズへの融資が一因となり、苦戦を強いられている。

ブラックロックは、10-12月に関して運用手数料の3分の1を免除したと明らかにした。

TCPの時価総額は、23日の取引終了時点で約4億9700万ドル(約773億8000万円)だった。

原題:BlackRock Cuts Value of Private Debt Fund by 19%, Waives Fee (1)(抜粋)

--取材協力:Olivia Fishlow.

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