(ブルームバーグ):ブルームバーグの最新月次調査によれば、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを実施するのは6月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合以降になるとの見方がエコノミストの間で強まっている。
先月の調査では、今年最初の利下げは3月と予想されていた。しかし、インフレ圧力がなお残り、労働市場に安定の兆しが出ていることから、利下げ時期は後ろ倒しとなると見込まれている。FRBが重視する物価指標は、来年半ばまでは目標の2%を上回ると予想されている。
FOMCは2025年末にかけて3会合連続で利下げを実施した後、来週の会合では政策金利を据え置くと広く予想されている。エコノミスト調査では、今年2回目かつ最後の利下げが9月に行われるとの予想が多く、前月調査から変化はなかった。
金融市場でも同様の見方が広がっている。フェデラルファンド(FF)金利先物の動きをみると、利下げ時期は少なくとも6月以降になるとの見方が優勢で、「4月利下げ確率が50%を超える」という1カ月前に見られた観測は後退した。
21年以来の力強い経済成長が2四半期連続で続いた中で、FRBが直ちに利下げを迫られる状況ではない。政府閉鎖による成長への影響も当初想定より軽微と見込まれている。
政策当局者の間では、利下げの時期と幅を巡り意見が分かれており、インフレ懸念で利下げに難色を示す声も聞かれる。個人消費支出(PCE)統計の食品とエネルギーを除くコア価格指数は26年平均で2.7%、27年半ばまでに2.2%に低下すると予測されている。
ブルームバーグは1月15-21日にかけて、エコノミスト75人を対象に調査を実施した。
原題:Fed Not Seen Cutting Rates Again Until June in Latest Survey(抜粋)
--取材協力:Christopher Condon.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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