(ブルームバーグ):米リッチモンド連銀のバーキン総裁は9日、この日発表された最新の米雇用統計について、雇用の緩やかな伸びと低調な採用状況の継続を反映していると指摘した。
労働統計局が9日発表した12月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が5万人増加し、失業率は4.4%に低下した。
バーキン総裁は「緩やかな雇用の伸びと労働供給の増加という絶妙な均衡状態が続いているようであり、それは心強いものだ」と記者団に語った。

同総裁は現在の雇用情勢について、企業間の不確実性と、採用を抑えることを可能にしている生産性の向上を反映していると語った。
同総裁はさらに、金融当局者が失業率の上昇と根強いインフレといった2つのリスクに対し、引き続き注意を払わなければならないと述べた。
昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会合では、3会合連続の利下げが決まったが、インフレ見通しや労働市場に関する意見の相違で、次の利下げ時期に関しては不確実性が強まっていることが示唆された。
投資家は年内に0.25ポイント利下げが2回行われると予想しているが、次の引き下げは4月か6月までないと見ている。
バーキン氏は「インフレは5年近くわれわれの目標を上回っている。2、3年前よりはずっと良い状態だが、完全に目標に達したわけではないのは確かだ」と指摘。「失業率は昨年上昇しており、雇用の増加は緩やかだ。従って、その両方を注視する必要があると考えている」と語った。
また、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、9日に公開されたポッドキャストのインタビューで、米金融当局が現在「微調整」の時期にあるとの見解を示した。
デーリー氏は「われわれは政策運営で大きく動く段階にはない。経済の進展に合わせて微調整を行う段階にある」と述べた。
原題:Fed’s Barkin Says Jobs Report Shows Low-Hiring Climate Persists(抜粋)
--取材協力:Laura Curtis.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.