ナスダック・グローバル・インデックスは9日、米小売り大手ウォルマートをナスダック100指数の構成銘柄として採用すると発表した。医薬品大手アストラゼネカと入れ替える。

発表資料によると、変更は20日の取引開始前に実施する。19日の米国市場は祝日のため休場となる。

ウォルマートは昨年、株式の上場先をニューヨーク証券取引所からナスダックに変更した。ニューヨーク証取からの上場先のくら替えとしては過去最大だった。

ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループのアナリストらは12月、ナスダック100採用に伴い指数連動型ファンドや上場投資商品が保有資産のリバランスを実施することで、ウォルマート株に約190億ドル(約3兆円)の資金が流入する可能性があると試算した。

ウォルマートは12月に行われた年次の構成銘柄入れ替えでナスダック100に採用されると広く予想されていたが、上場先変更のタイミングが市場データの集計締め切りに間に合わなかったため、採用を見送られたとアナリストらは指摘している。

米消費者がより安価な必需品を求める傾向を強める中、ウォルマートは着実な売り上げの伸びと市場シェアの拡大により、時価総額が1兆ドル近くまで増加している。デジタル事業も拡大しており、広告やマーケットプレイス、会員制サービスの収入拡大とともに、米電子商取引事業は今年黒字化する見通しだ。

過去3年間にトータルリターンベースでウォルマートの株価が146%上昇したのに対し、アストラゼネカは42%の上昇にとどまった。

アストラゼネカは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)時に、コロナワクチン普及を追い風に指数に組み込まれた。その後はワクチン関連の収入が減少する中、投資家の関心が競合他社の肥満治療薬へと移ったことで、株価は低迷している。

原題:Walmart To Join Nasdaq 100 on Jan. 20 as AstraZeneca Exits (1)(抜粋)

--取材協力:Jaewon Kang.

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