有効求人倍率は横ばい
厚生労働省が10月31日に公表した一般職業紹介状況によると、25年9月の有効求人倍率は前月から横ばいの1.20倍(QUICK集計・事前予想:1.20倍、当社予想も1.20倍)となった。有効求人数が同▲0.7%の減少、有効求職者数が前月比▲0.8%の減少となった。
有効求人倍率の先行指標である新規求人倍率は前月から0.01ポイント低下の2.14倍となった。新規求人数が前月比▲4.0%の減少、新規求職申込件数が同▲3.7%の減少となった。
新規求人数(原数値)は前年比▲3.2%(8月:同▲6.2%)と5ヵ月連続で減少した。
産業別には、運輸・郵便業(前年比0.7%)は2ヵ月ぶりに増加したが、宿泊・飲食サービス業(同▲3.9%)が6ヵ月連続、製造業(前年比▲3.1%)、卸売・小売業(同▲7.4%)が5ヵ月連続で減少した。
※情報提供、記事執筆:ニッセイ基礎研究所 経済研究部 経済調査部長 斎藤 太郎
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