高市総理はきょう、国会で就任後、初めての所信表明演説に臨みます。物価高対策や安全保障などに関し、政権の方針を表明することにしています。国会記者会館から中継です。
高市総理は、特に物価高を含む経済対策に重点を置き、まずは年内に結論を得ることに的を絞って訴えたい考えです。
就任後初となる所信表明演説で高市総理は、経済対策では、▼ガソリン税の暫定税率の早期廃止や、▼「年収103万円の壁」の引き上げに向けた議論を進めることを表明する考えです。
また、冬の電気・ガス料金の支援についても表明する予定ですが、自民党が参議院選挙の公約に掲げていた、国民一律2万円の給付については実施しないとしています。
このほか、「世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」と、外交・安全保障への取り組みを訴え、2027年度に防衛費と関連経費をGDP比2%とする政府目標を今年度中に前倒しして実施する方針を表明する考えです。
演説では、▼責任ある積極財政や、▼外国人対策としての政府の司令塔機能の強化についても言及するなど、「高市カラー」も打ち出したい考えです。
ガソリンの暫定税率廃止に向け、自維公の税調会長が会談 補助金扱いめぐり