地価動向
地価は、住宅地・商業地ともに上昇している。国土交通省の「地価LOOKレポート(2025年第1四半期)」によると、5四半期連続で全ての地区(全国80地区)が上昇となった。
同レポートでは、「住宅地では、利便性や住環境の優れた地区におけるマンション需要に引き続き堅調さが認められたことなどから、上昇傾向が継続。 商業地では、再開発事業の進展や国内外からの観光客の増加もあり、店舗・ホテル需要が堅調であったこと。オフィス需要も底堅く推移したことなどから、上昇傾向が継続した」としている。
また、野村不動産ソリューションズによると、首都圏住宅地価格の変動率(7/1時点)は前期比+0.5%(前回+1.3%)となり20四半期連続でプラスとなった。
ただし、値上がり地点の減少(前回比▲9地点)や、値下がり地点の増加(前回比+4地点)が確認され、上昇率は弱まりつつある。