証券口座が乗っ取られ不正な取引をされる被害が相次いでいる問題で、ネット証券大手の楽天証券とSBI証券が補償の方針を発表しました。被害額の50%を補償した上で、被害者に一律1万円の見舞金を渡します。
証券口座が乗っ取られる被害は拡大していて、この半年で不正な取引の件数は7000件、金額はあわせて5700億円を超えています。
これをうけて、SBI証券と楽天証券は原則として被害額の50%を補償することに加えて、一律で1万円の見舞金を渡すと発表しました。不正に売られた株式と買われた金額の差額を被害額として、補償額を算出する予定です。
補償をめぐっては対応が分かれていて、大手証券各社はすでに不正に売買された株式を元の口座に戻すなど、原状回復することを決めています。
2社は詳細な補償内容について順次、対象者に連絡を始めるとしています。
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