(ブルームバーグ):米投資運用会社インベスコ・アドバイザーズの北米投資適格債責任者、マット・ブリル氏は米宇宙開発企業スペースX初の社債について、流通市場では「極めてお粗末なパフォーマンス」だと厳しく批判した。
「本当に深く失望した」と、サッカーのワールドカップ(W杯)米国代表チームのユニホームを着た同氏は、2日にブルームバーグテレビジョンでレッドカードを掲げながら述べた。

スペースXが先週発行した250億ドル(約4兆300億円)の投資適格債は、900億ドル近い需要を集めた。発行条件は同格付けの社債と比べて、割安に設定されたように見えた。それにもかかわらず、新発債は流通市場で急速に値下がりし、トレーダーらはこれほどの事例は記憶にないと話している。
「銀行側の判断ミスだったのか、常連の買い手である年金基金や保険会社で需要が弱かったのか、分からない」とブリル氏は述べた。約2兆5000億ドルの資産を運用するインベスコは、スペースX債など社債の主要な投資家である。
米投資適格社債市場全体のスプレッドは0.74ポイントと、数十年ぶりの低水準に近い。このため投資家は「現時点では上昇余地よりも下振れリスクの方がはるかに大きい」との理由から、社債投資に消極的になっているとブリル氏は指摘した。同氏はまた、テクノロジー分野への投資が過度に集中しないようにしているとも述べた。
原題:SpaceX’s ‘Very Sloppy’ Bond Gets Reprimand From Invesco’s Brill(抜粋)
--取材協力:Scarlet Fu.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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