17日の債券相場は下落。参院選後の政局や財政運営を巡る不透明感から、投資家が積極的な投資を手控えている。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤原和也債券ストラテジストは「参院選を前にポジションを落とすフローが優勢だ」と語る。この日行われる流動性供給入札については「利回り水準が魅力的なので無難に消化される」とみている。

 

16日の米国市場では生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったことや、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任を巡る報道を受けて、長期金利が低下した。10年国債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.46%程度で引けた。

流動性供給入札

  • 対象は残存期間5年超15.5年以下
  • 発行予定額は6500億円程度
  • 備考:流動性供給の過去の入札結果(表)

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