【痛み対策の「常識」は間違いだらけ】痛みの最新研究

愛知医科大学の牛田享宏教授が、30年の研究で明らかにした「痛み」について解説します。
膝が変形しても痛まない人がいる理由、手術しても治らない痛みのメカニズム、子供時代の経験が大人の慢性痛に与える影響など、痛み対策の新常識が満載です。

「良い姿勢を保つ」「安静にする」といった従来の対処法が実は逆効果になる場合があることや、痛みには感覚だけでなく情動が深く関わっていること、それに普段の生活でできる対策「コントロール手法」についても説明します。

◆書籍紹介◆ ※Amazonアソシエイトを利用しています。
『「痛み」とは何か』 牛田 享宏  早川書房
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◆出演者◆
▽牛田享宏
愛知医科大学疼痛医学講座教授。
慢性痛に対し集学的な治療・研究を行なう日本初の施設「愛知医科大学疼痛緩和外科・いたみセンター」で陣頭指揮を執る。1966年生まれ。高知医科大学(現高知大学医学部)を卒業後、テキサス大学客員研究員、ノースウエスタン大学客員研究員などを経て現職。国際疼痛学会の痛みの定義作成メンバーであり、厚生労働研究班の班長として「慢性疼痛治療ガイドライン」を作成するなど日本の痛み治療をリードする存在である。

▽市川衛
医療の翻訳家
東京大学医学部健康科学看護学科卒、元NHKディレクター。2016年スタンフォード大学客員研究員を経て、2021年にNHKを退職。
“医療の翻訳家” として、医療・健康・いのちに関わる難しい情報を、わかりやすく、役に立つ形で翻訳して多くの人に届けることを人生の目標として、執筆やメディア活動、大学の教員などの活動をしている。
現在、武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授、広島大学医学部客員准教授、READYFOR株式会社認定パートナーも務める。

◆収録日◆
2025年7月4日