(ブルームバーグ):中国都市部の新築住宅需要は向こう数年、ピークだった2017年の4分の1以下の水準で推移する見込みだ。ゴールドマン・サックス・グループが、人口減少と住宅値下がり予想を背景とする投資意欲の減退を挙げて予想した。
ゴールドマンのアナリストはリポートで、「人口減少と都市化の勢いの鈍化は、住宅に対する人口動態的需要の減少を示唆する」とし、「保有者が空き住宅を売却する中で、中国での投資需要はマイナスに転じる可能性がある」と指摘した。
その結果、中国都市部における年間の新築住宅需要は、今後数年にわたって500万戸をやや下回る水準にとどまるとみられ、17年のピークである2000万戸を大きく下回る見通しとしている。
この悲観的な予想は、長年の過剰供給を通して債務が積み上がった中国の不動産業界の将来に暗い影を落としている。
16日に公表された公式データによると、5月の中国の新築住宅価格は7カ月ぶりの下落率を記録。これは、昨年9月の景気刺激策の効果が徐々に薄れていることを示している。ピーク時には国内総生産(GDP)の5分の1近くを占めた不動産セクターの立て直しに向けた決意を政府高官らは新たにしている。
ゴールドマンのエコノミスト、アンドルー・ティルトン氏と閃輝氏らの試算によれば、都市部の人口動態に基づく住宅需要は10年以内に半減。2025年から30年までの期間では年平均410万戸と、10年代の同940万戸から大きく減少するという。
住宅価格への期待が落ちる中で、投資用住宅の所有者は予見可能な将来において売り手に回る可能性が高いとも指摘した。
原題:China Housing Demand to Stay at 75% Below Peak, Goldman Says(抜粋)
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