中国の消費者は「買いすぎていた」
かつてJPモルガンに勤めていた35歳のチェン・ジューリンさんは、中国のSNSでファッションとライフスタイルに関するブログを書き、多くの海外デザイナーズブランドとのつながりを築き、中国の消費者が「何でも買っていた」時代を経験してきました。
しかし、Eコマース市場の急速な成長とインフルエンサーによる商品紹介の氾濫の中で、人々は「買いすぎていた」ことに気づき始めたと言います。
それは本当の幸せではなかった、と。
チェンさんが目にしたトレンドは、中国の若者たちの間で、モノの所有から体験重視へと消費行動が変化しているという事でした。
彼女の読者からは「今はメンタルヘルスにより注目していて、自分自身を探求しようとしている」「エリートや成功者になることを求めているわけではない」といったメッセージが届くようになったと言います。
