防衛・宇宙事業を手がける米ボイジャー・テクノロジーズはニューヨーク証券取引所(NYSE)上場初日の11日、新規株式公開(IPO)価格を82%上回る水準で取引を終えた。前日に実施したIPOは、当初予定を上回る3億8300万ドル(約553億円)規模となった。

同社の株価は11日、56.48ドルで終了。IPO価格は31ドル、新規発行株数は1230万株強だった。当初は1100万株を26-29ドルで発行する計画だった。

これにより、届け出に記載された発行済み株式数に基づく同社の評価額は32億ドルとなった。

届け出によれば、ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズとウェリントン・マネジメントが計6000万ドル相当の株式取得に関心を示していた。

ボイジャーは2019年に設立され、最近ボイジャー・スペースから社名を変更。国家安全保障や先進技術、宇宙インフラなどの分野で、政府および民間の顧客にサービスを提供している。

同社の株式は「VOYG」の銘柄コードで取引されている。今回のIPOでは、米銀モルガン・スタンレーとJPモルガン・チェースが主幹事を務めた。

原題:Space Firm Voyager Technologies Jumps 82% After Upsized IPO (1)(抜粋)

--取材協力:Edward Ludlow、David Gura.

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