(ブルームバーグ):米配車サービスのリフトは、配車をリクエストした人のチップを払う頻度や、指定した時間に乗車場所に現れるかどうかが運転手に示される新機能を試験導入している。運転手が乗車を受けるかどうか判断しやすくする狙いだ。
リフトの運転手は通常、運賃や、乗車地点と目的地への所要時間・距離、乗客の評価を基に乗車の可否を決めている。
新たな機能では、「この乗客は乗車回数の何パーセントでチップを支払った」「通常、指定した時間に乗車場所に現れる」などと表示される。ボストンの運転手がX(旧ツイッター)に投稿したスクリーンショットによって明らかになった。
リフトの広報担当者はブルームバーグの取材に対し、この機能は「少数の運転手に限定」してテスト中だと説明。データや運転手・利用者の意見を検討した上で、本格導入の是非を決めるとした。
米配車市場のシェア約30%のリフトにとって、運転手に利点のある機能の導入は、最大手のウーバー・テクノロジーズから運転手を呼び込む手段となり得る。運転手が増えれば、乗客にとっても待ち時間の短縮や運賃低下につながる可能性がある。
原題:Lyft to Tell Drivers If Riders Tip, Are on Time Before Matching(抜粋)
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