自民党総裁選をめぐり野田聖子元総務大臣が自身の立候補を見送り、小泉進次郎農水大臣の推薦人となる方向で最終調整していることが分かりました。

総裁選に立候補する意向の小泉氏は18日、総裁選への出馬の経験もある野田聖子元総務大臣のもとを訪れました。

木原誠二選対委員長など自身を支持する議員らとともに、20日に予定している出馬会見にむけて、野田氏と政策などについて意見交換し、関係者によると野田氏自身は今回、総裁選に出馬せず、小泉氏の支援にまわり、推薦人となる方向で最終調整しているということです。

小泉氏と野田氏は、これまで選択的夫婦別姓制度の早期導入を訴えてきましたが、小泉氏は今回、党内で意見が分かれていることから、主張を後退させる考えで、会合では今後の議論の進め方についても意見が交わされたものとみられます。

小泉氏は18日午前には岸田前総理と面会したほか、午後には菅副総裁や麻生最高顧問など歴代の総理経験者のもとを訪れ、自身が掲げる政策などについて理解を求めるものとみられ、出馬会見にむけて準備を加速させています。