中国船への巨額関税は「貿易の終末」か

トランプ大統領は、造船業の活性化に必要な資金を、中国が建造・所有・運営する船舶への新たな課税によって集めようとしています。

その課税額は、100万ドルから350万ドルに上る可能性があります。
さらに船舶所有者で、中国船を一隻でも所有していると、課税対象になる可能性があるということです。

ある専門家は、この政策を「貿易の終末」とまで呼び、アメリカの製品価格や運賃、そしてインフレを押し上げ、アメリカの拠点から貿易を遠ざけると指摘します。

また、アメリカのサプライチェーンにも影響を及ぼす可能性があります。

船舶は現在の航路を変更し、アメリカへの寄港を大幅に減らすとともに、 海洋輸送の代わりに陸の輸送が大幅に増えるとの指摘が上がっています。