ニューヨーク州のホークル知事はニューヨーク市外での商用ロボタクシーサービスを認める提案を撤回した。アルファベット傘下の自動運転技術企業ウェイモには、手痛い打撃となる。同社は年内に自動運転タクシーを一気に普及を図りたい考えだ。

先月の時点で予算案に盛り込まれていたこの案は、人間のオペレーターを乗せない自動運転車サービスについて、ウェイモなどが試験運用許可を申請する道を開くものだった。計画の撤回は19日、州知事室がブルームバーグ・ニュースに確認した。

ホークル知事の広報担当であるショーン・バトラー氏は「州議会を含む関係者と協議した結果、この提案を前進させるための支持が得られていないことが明らかになった」と述べた。

ウェイモはブルームバーグに説明した文書で、知事の決定に「失望している」と表明。「当社はニューヨークでサービスを開始することに引き続き取り組んでおり、この問題を前進させるため州議会と協力していく」と述べた。

ウェイモは年内に米国での有料ロボタクシー乗車回数を週100万回ペースに乗せることを目指しており、今回の撤回は大きな後退となる。同社は今年、ダラス、サンアントニオ、オーランド、ナッシュビル、ロンドンを含む米国内外20都市への参入を計画している。ホークル知事の案は当初からニューヨーク市を除外していたものの、州内でのサービス拡大はウェイモにとってニューヨーク市参入への足がかりだった。ニューヨーク市は世界でも有数のライドシェアが盛んな都市とされる。

アルファベットの株価はこのニュースを受けて一時約1%下落したが、その後持ち直した。小規模ながらロボタクシーサービスの提供を開始しているテスラの株価も、同様の動きとなり、一時1.8%下げた後は上昇に転じている。

原題:New York’s Robotaxi Plan Pulled in Blow to Waymo Expansion (2)(抜粋)

--取材協力:Laura Nahmias、Edward Ludlow.

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