(ブルームバーグ):来週の円相場には下落圧力がかかりそうだ。米国経済指標の堅調さを背景に米利下げ観測が後退しており、ドルの買い戻しの流れが継続しそうだ。日本銀行審議委員の後任人事案に対する警戒感も円の重しになりそうだ。
◎あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト
- ドル・円は今週初めに下押しした後、米経済指標が堅調だったことや実需のドル買い、投機筋の売り建ての買い戻しで上昇している-ここ1カ月は底堅く推移しそうだ
- ドル・円の現水準は前週からの下落幅の半値戻しくらいで、3分の2戻しの156円あたりが目先の上値めどとなり、そこから上の水準は介入警戒感から重くなる
- これまでは財政悪化懸念による円金利上昇・円売りとなっていたが、円金利は足元低下し、円売り圧力は強くなっていない
- 予想レンジは1ドル=152-157円
◎オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター
- ドル・円は長期的に「ブル」とみており、対米投資の話はフォロー要因
- これまでのポジション調整の反動でドルは戻していく-米金利修正でドルが上昇すれば円売りの材料になる
- 日銀審議委員の人事でリフレ派とみられる人物が起用されれば、高市早苗首相のメッセージと受け止められ、円安材料になり得る
- 予想レンジは1ドル=154円50銭-156円50銭
主な予定
- 24日:トランプ米大統領、一般教書演説
- 25日:日銀、基調的なインフレ率を捕捉するための指標
- 26日:日銀の高田創審議委員が京都府金融経済懇談会で講演、記者会見
- 27日:2月の東京都区部消費者物価指数(CPI)
--取材協力:日向貴彦.
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