(ブルームバーグ):ディスカウント小売りの米ロス・ストアーズは、関税による不確実性の高まりを理由に通期利益見通しを撤回した。株価は下落した。
ジェームズ・コンロイ最高経営責任者(CEO)は22日の決算説明会で、「未知の変動要因が多過ぎるため、下期の見通しが制限されている」と指摘。同社の在庫の半分余りを中国製が占める。
米株式市場の通常取引終了後の取引で、ロス・ストアーズ株は一時11%下落。S&P500種株価指数の構成銘柄で時間外取引のパフォーマンスが最も悪い銘柄の一つとなった。
22日の発表資料によれば、5ー7月(第2四半期)の関税関連コストは1株当たり最大16セントの見通し。1株利益は1.40ー1.55ドルと、前年同期の1.59ドルから減少すると見込まれているほか、アナリスト予想(1.65ドル)も下回った。
コンロイ氏は発表資料で「貿易政策の変動や、それによる経済、消費者、当社の収益性への影響は極めて予測不能だ」と説明した。
原題:Ross Stores Falls After Pulling Guidance Due to Tariff Blindspot(抜粋)
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