日産自動車は今期(2026年3月期)にリストラ費用として追加で約600億円を計上する可能性がある。

  • 日産は23日、今月開いたアナリスト向け決算説明会でのイバン・エスピノーサ社長兼最高経営責任者やジェレミー・パパン最高財務責任者らによる質疑応答を公表
  • 生産能力削減や人員削減の計画を受け前期(25年3月期)に費用を一部特別損失として計上したが、現時点でわかる範囲では、追加600億円程度を25年度に計上する可能性
    • 24-25年度の構造改革費用のキャッシュアウトは今期に発生する予定で、費用捻出のため資産売却を検討する
  • 日産が強い存在感を持つ日本や米国市場でパ-トナーを見つけたい
    • 将来の先進技術や電動化、自動運転などの分野で協業も
  • 今期中国販売台数については慎重に台数をみており、26年度以降は台数を回復したい
    • 今後は中国での生産車を輸出へ-インドからも
    • 備考:今期の中国販売は前期比18%減の57万台の見通し-決算資料
  • 日産の高級車ブランド「インフィニティ」はもちろん継続していきたい
  • 備考:トランプ関税の影響が不透明なことなどから日産は今期の利益見通しを未定としていた
  • 関連記事:日産が国内外で工場閉鎖、2万人カットへ-新体制で再建策加速 (3)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.