みずほフィナンシャルグループ(FG)は20日、年金コンサルティング大手の米マーサーと業務提携を結び、国内の企業年金基金や学校法人などの資産運用業務を包括的に請け負う(OCIO)事業を開始すると発表した。マーサーが持つノウハウを活用して資産運用の高度化などを支援する。

発表資料によると、みずほFGは、マーサージャパンと同社関連会社のマーサー・インベストメンツと同日付でOCIOサービスに関する提携契約を締結した。傘下のアセットマネジメントOneが顧客対応などを担う。資産運用やリスク管理の高度化のほか、専門人材不足にも対応する。

政府は昨年8月、年金基金などに対し、受託者にとって最善の利益追求し、運用方法の適切な選択を行うことなどを共通原則として定めた「アセットオーナー・プリンシプル」を策定。運用会社に賛同表明を促している。みずほFGでは市場環境の変化が著しい中、資産運用を巡る課題の解決策を提供する。

OCIOは資産運用で、投資戦略の決定などを外部機関に委託するサービスで、欧米を中心に拡大している。

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