アクセンチュア執行役員でAIセンター長の保科学世氏が、最新のAI技術を活用したコンサルティングの“革新”について語りました。
従来のコンサル業務が大きく変わりつつある中、AIを駆使した新しいアプローチが企業変革にどのような影響を与えるのか、その実態に迫ります。
プレゼン資料を“秒”で作る 驚異のAIツール

保科氏は、アクセンチュア内で開発された画期的なAIツールのデモンストレーションを披露しました。コンサルタントの業務効率を劇的に向上させる可能性を秘めているといいます。
「コンサルファームの業務を分解して、イメージ通りのもので作ってくれます」と保科氏は説明します。
アクセンチュアの社内AIツールは、すでにパワーポイントなどのソフトウェアに組み込まれており、例えば「成果型コンサルティングのビジネスモデルについて簡潔に説明したスライドを作って」と指示するだけでOK。実際のデモでは、スライドをAIが数秒で作成しました。



「今までだったら一生懸命にそれなりの人数の皆さんが1か月ぐらいかけて作ったものが、本当に1週間以内に終わってしまいます」
資料作成の過程では、人間の介入なしにAIがさまざまな企業データを読み込んで、自動的にストーリーを組み立て、40ページ程度の提案書を生成することも可能だといいます。





