オーストラリアのアルバニージー首相は5月3日の総選挙に向けた2回目のテレビ討論会で、トランプ米大統領を信頼していると表明した。最近の豪世論調査では、トランプ氏に対する不信が増して米国への信頼感が低下している。

16日の討論会でアルバニージー氏と野党自由党のダットン党首には、トランプ氏と中国の習近平国家主席を信頼できるのかと厳しい質問が飛んだ。

アルバニージー氏はトランプ氏を信頼しており、習氏についても「信頼しない理由はない」と述べた。一方、ダットン氏はコメントするほどトランプ、習両氏を十分に知らないと答えた。

アルバニージー氏はまた、豪州と中国は「異なる政治体制」を持つが、2国間貿易は経済的に不可欠だと強調した。同氏率いる中道左派の労働党政権は、選挙戦中盤の世論調査で支持率の回復傾向が示されている。

 

豪総選挙を前に、米中間では経済的・戦略的緊張が高まっている。豪州にとって、米国は安全保障上最も重要な同盟国で、中国は最大の貿易相手国だ。

ダットン氏は以前、トランプ氏を「抜け目のない」リーダーと称賛。だが今は、世論調査の結果を踏まえたかのように同氏から距離を置こうとしている。

今月発表されたリゾルブの調査では、68%がトランプ氏の米大統領選当選は豪州にとってマイナスだと回答。シドニーのシンクタンク、ローウィー研究所は16日、2006年に始まった世論調査で米国に対する豪国民の信頼は過去最低水準になったと発表した。

原題:Australia’s PM Says He Trusts Donald Trump in Second Debate(抜粋)

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