24日の東京株式相場は上昇。日本銀行が金融政策決定会合で追加利上げを決める見通しの中、商社のほか不動産やサービス、食品といった内需関連が高い。

任天堂がTOPIXの上昇に最も寄与。指数を構成する2119銘柄のうち値上がりは1657、値下がりは357。

SMBC日興証券投資情報部の太田千尋部長は、ほとんどの市場参加者は日銀の利上げを確信しており、この決定が大幅な円高を招かない限り株価は堅調に推移するだろうとの見方を示した。

「投資家は利上げよりも植田和男総裁の記者会見に注目している」と太田氏は指摘。「予想外のことやタカ派的なトーンになると株価にとって厳しいだろう」と言う。

SMBC日興が目標株価を引き上げたディー・エヌ・エーが急騰。一方、三菱自動車は下落。ホンダと日産自動車が設立を目指す共同持ち株会社への合流を見送るとの報道を受け、売りが先行している。

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  • 東証33業種中29業種が上昇、不動産が上昇率トップ、石油・石炭製品が下落率トップ
  • MSCIアジア太平洋指数は0.3%高

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