システム障害の影響が続くアサヒビールは、10月の売上高が前の年の9割を超えたと発表しました。

サイバー攻撃によってアサヒグループのシステム障害はいまもなお続いています。

アサヒビールでは10月から営業担当が電話とFAXで注文を受け、表計算ソフト「エクセル」でまとめるなど手作業で対応し、主力商品「スーパードライ」を中心に出荷を再開しています。

その結果、10月の売上高は去年の同じ月と比べ9割を超えたと発表しました。

一方、アサヒを除くビール大手3社の「ビール類」販売はおよそ8%増えました。

アサヒから他社への切り替え需要が寄与したとみられます。