「もう1人でやって」と言われたら…党内基盤の弱い石破氏 主張通りに進めるか
井上貴博キャスター:
石破氏が総理になる前は、党内野党という立ち位置で言いたいことを言っていた印象がありますが、やはり総理になると言えなくなるのでしょうか。党内基盤が強い方がトップになると党は変わらなく、党内基盤の弱い石破氏のような方がなると、すぐ手足を縛られてしまうとも思えます。

TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
まさに党内基盤が弱い中で、総理になったから今まで通り、言ってきたことをそのまま言って実現するかというと、なかなかそういかない現実に直面していると思います。
自民党は自民党でいろんなことを進めてきて、石破氏は少し離れたところにいました。自分が総理になったときに、動いているものを、そう簡単に止められないと思います。無理やり止めようとしたら、そこにいた人たちに「もう1人でやって」と言われたら政権が立ち行かなくなりますよね。
序盤で石破氏が戸惑っているのではと思います。
ホラン千秋キャスター:
石破総理は、総理・総裁としてトップに立つのは初めてだと思うので、経験者からいろいろなことを聞いて、考えが変わるといのはあることだと思います。「ブレているのでは」といわれている政策を見ると、こういうことはあると考えるべきなのか、大きいとみるべきなのか、どちらでしょうか。
TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
これらもそうですが、外交の話では日米地位協定の見直しを主張していて、本当にやろうとすると、アメリカとの関係もそうですが、かなり大変です。安保・外交の専門家からもかなり懸念の声が出ています。
そういった大きなテーマも、石破氏の主張通りに進めるのか、大きな問題になるとみられます。