いつ雨降って壁落ちてくるかわからんし…

男性:「ここに生まれて、ここに住んでいるから離れがたい…」

この家を離れがたいと話していた男性ですが、3週間が経ち、事情が変わってきたようです。

70代男性:「そこ車通っただけで地震みたいになるもん。ドーンって、スピード出してきたら。そしたら、『あっ!』って身構えるような形になるから」

隣の道路に車が通るだけでも家が揺れるといいます。限界を感じた男性は、2月9日から民間の賃貸住宅で暮らすことを決断しました。

70代男性:「家もこういう状態だから、離れるのもちょっとなんやけども、離れんにゃいかんちゅう状態だから仕方ないと思うわ」

しかし、入居までの9日間は、この家に住み続けるといいます。

70代男性:「まだ9日間は辛抱せんならん。いつ雨降って壁が落ちてくるかわからんしな。もう1回(地震が)くるか心配や。何もなければいいけれど、この状態で…」

不安を抱え疲れた様子の男性、氷見市では1日までに425棟の建物が「危険」と判定されています。