“結婚できない男性“が増える深刻な現状
しかし、男性を見ると…。
2010年に全国平均が20.1%で富山県が17.6%とその差は2.5%だったのが、
2020年は全国平均が28.3%で富山県が26.4%とその差は1.9%となり、かなり縮まっています。

婚活相談所のロッカーの中には。

青が男性の相談を入れたファイル、赤が女性の相談を入れたファイルですが、男性のものは別のロッカーの中にも…。

婚活相談所 Ayllu.飯野道子さん:「入りきらないので、また別のところに保管しているので。これも男性ですね。男性のほうがやはり多いんですよね。県内全域だと確か各学年で100人ぐらい男性が多いんですよ」


飯野さんによると、各学年でおよそ100人も男性の方が多いといいます。人口減少が問題になっている富山県ですが、実は結婚適齢期の男性は年々増加、つまり、男性が結婚しにくくなっているのです。

25歳から34歳までの結婚適齢期の富山県の男女人数を調べてみると。
2012年が男性5万6677人、女性5万2978人で合計が10万9655人で男性の方が3699人多い。
2017年が男性5万85人、女性4万5504人で合計が9万5589人で男性の方が4581人多い。
2022年が男性4万5877人、女性4万427人で合計が8万6302人で男性の方が5450人多い。
県内の人口が2万3353人減っている一方、結婚適齢期でみると男性と女性の人数差は、10年間で3699人から5450人となり、1751人も増えているという衝撃的結果です。若い女性が県外流出しているのですから当然の結果ともいえます。結婚したくても女性の数が少ないのですから“結婚できない”現実があるのです。
しかも。
婚活相談所 Ayllu.飯野道子さん:「婚活していること自体が恥ずかしいって言葉にされる方が多いんですよね。来られる方の中でも長く婚活しているって言えなくてって言葉にされる方がいらっしゃるんですよね」
