夜の介護施設。夜勤で2人きりになる時間を狙って上司の女性にわいせつな行為をしたとして、24歳の介護福祉士の男が強制わいせつの罪に問われています。被告は「言葉より先に体が…」と、法廷で犯行に至る経緯を語りました。

強制わいせつの罪に問われているのは、モンゴル国籍で富山県高岡市に住む介護福祉士、オユンビレグ・タミル被告(24)です。
起訴状などによりますと、オユンビレグ被告は2023年1月、富山県滑川市の自身が勤める介護福祉施設で、上司の女性職員(当時41)に対し、わいせつな行為をしたとされています。

9月14日に富山地裁で開かれた初公判。はじめに検察官が起訴内容を読み上げると、被告は通訳を介して内容を確認し、起訴内容を認めました。

被告は5年ほど前に来日し、日本語学校に入ります。2年間通った後、知人に介護の仕事を紹介され、富山県高岡市の介護福祉施設でアルバイトを始めると、そのままその施設に就職。今回被害にあった女性と「部下と上司」の関係になります。

上司である女性は優しく気さくな性格で、被告は女性に仕事や人間関係の悩みを相談するうちに好意を抱くようになったといいます。また、被告は周囲から「かっこいい」と言われ「調子に乗っていた」とも振り返りました。