7年前、富山県滑川市の中学教諭の男性が長時間労働の末、40代の若さで亡くなりました。男性が倒れる前日までの53日間で休みはわずか1日のみ。教員の過労死は、生徒や教育に力を尽くした「美談」として扱われ、過重な長時間労働について市や県の責任が問われることは少ない中、「美談として終わらせたくない」と、遺族は市などに謝罪と損害賠償を求め提訴。5日の判決を前に、男性の妻が胸の内を語りました。
亡くなった男性教諭の妻:「当時2人目を妊娠中だったので、私がちょっと体がつらいときとかも家のことを手伝ってくれたりして、すごくいいパパでしたね」
県内に住む40代の女性。滑川市の公立中学校に勤めていた夫を7年前に亡くしました。

夫は当時、3年生のクラス担任や、女子ソフトテニス部の顧問を務めていました。