富山地方鉄道は、厳しい経営状態が続く鉄道線について、行政からの支援が年内に示されなければ一部区間を廃止にする方針を示しています。富山県と沿線の自治体は支援のあり方を検討していますが、いまだ結論は出ていません。地域の足をどう守るのか、地域交通政策に詳しい専門家が緊急提言です。

迫る判断「赤字だから支援して」では無理?

富山大学 中川 大 特別研究教授
「赤字だから公的に支援してほしいという言い方であるとすれば、これは最初から無理であるということは、はっきりしていますので、そういう提案でしたら賛同できませんということは即答するべき」

富山地方鉄道の一部区間の廃止をめぐる問題で取材に応じたのは、富山大学の中川大特別研究教授です。